貯蓄や住宅のローンの返済、家族旅行のお金を溜めるためにも普段の生活費や食費を抑えることはとても重要。
食費を節約したい!と考えてはいても、なかなか実現しなかった…という人も多いのではないでしょうか。
- 特売のチラシを見て1円でも安いスーパーをはしごする
- 安いときにまとめ買いして冷凍しておく
- スーパーでポイントが多く付く日をめがけて買い物する
など、節約につながる方法はいくつかありますが、これら以外にも効率的に節約でき、時間負担が少ない方法があります。
結論からいうと、「楽天カード」を使った「楽天経済圏」での食費節約術です。
楽天経済圏でのポイント還元による節約法を知っている人も多いと思いますが、見逃しがちな活用法があり、効率よく上手に活用すれば家族3人の食費・実費支出が5,000円以下も可能になります。
- 公共料金の支払い・ネットショップや街のお店の通常の買い物100円につき1pt貯まる。※数あるクレジットカードの中でも還元率トップクラス
- 楽天市場での買い物をすると100円につき1pt貯まる
- 楽天カード(通常カード)で決済すると+2pt
- 楽天ゴールドカードなら更に+2pt
楽天市場で10,000円の買い物を楽天ゴールドカードで精算すれば、ポイント500pt付与されるので還元率はなんと5%!
さらに、楽天市場での買い物では、下記の条件を満たせば更に還元率が高まります。
- 楽天イーグルスが試合に勝った翌日は+1倍
- Jリーグ・ヴィッセル神戸が試合に勝った翌日は+1倍
- 楽天でんきに変えると+1倍
- 楽天モバイルユーザーは+1倍
最大19.5%の還元を受けることもでき、多くの条件を満たすと10,000円の買い物で1,950円分のポイントが還元されます。
要するに楽天市場での買い物は、節約に直結する高還元を実現してくれる節約法とも言えます。
楽天カードを活用して食費を大幅節約する4つの鉄則
食費を大幅に抑えるためには、普段の生活で使うお金を楽天経済圏に集中させ、楽天カードの還元率を最大限に高めることが重要な要素の1つ。
現在の消費スタイルから無理のない程度に移行するだけでも、大きな節約ができます。
筆者はこの方法を実践して大幅な食費削減を成功しました。
食費削減を成功させた筆者の詳細は
・3人暮らし
・実践前の食費は月3万円程度
・外食はほとんどしない
・ショッピング公共料金の決済は普段からJCBカード&クイックペイ
という感じです。
この状態から、楽天カードに移行して効率よく楽天ポイントを貯める生活にシフトすると、1ヶ月間にかかる食費の実費支出が1万円以下に軽減できました。
しかもこれは毎月継続して1万円以下に抑えられています。
参考例として、2020年6月の食費を表にしてご紹介。この月は楽天西友ネットスーパーを3回注文。
購入金額 | ポイント使用 | 実質精算額 | |
6月初旬 | 6,216円 | 0pt | 6,216円 |
6月中旬 | 8,604円 | 7,658pt | 946円 |
6月下旬 | 6,454円 | 6,389pt | 65円 |
合計 | 21,274円 | 14,047pt | 支出額 7,227円 |
効率良く貯めた楽天ポイントを楽天西友ネットスーパーでの買い物に利用し、結果的に7,000円弱に収まりました。これ以外に、急な買い出しが2,000円程度あったので、この月の食費は9,000円程度となりました。
楽天カードを無理のない範囲で効率よく使いこなすだけでこの結果が得られたのは、自分でもびっくりです。
誰でもできる節約術で、実践する際は下記の5つを鉄則にすればOKです。
【1】楽天ゴールドカードか楽天カードを作る
楽天カードは他のクレジットカードと比較しても還元率高いことでも有名です。その還元率は1%。
1%程度の還元率なら他のカードでもあるのでは?と思ってしまいがちですが、楽天市場での買い物では常時3%以上の還元が付与されます。楽天ゴールドカードの場合は常時5%。
10,000円の購入で500円の還元。これはかなりお得な還元率なんです。
通常の楽天カードは楽天市場での還元が+2倍にとどまりますが、楽天ゴールドカードは更に2倍が加算されるので、合計4倍。
楽天市場の会員ポイントと合わせて、還元率5%になるというわけです。
楽天通常カードは年会費無料ですが、楽天ゴールドカードの年会費は2,200円かかるので、本当にお得になるの?と不安に思う方もいるかもしれません。
年会費2,200円の元を取るなら普通に考えると22万円の決済が必要ですが、楽天市場での買い物をゴールドカードにすると100円につき最低でも5ptが付与されます。
単純計算で5分の1 = 44,000円の決済で元が取れる計算です。
「それじゃお得感がないのでは?」と思うかもしれませんが、SPUを活用すれば10倍付与対象になるのはとても簡単。
ポイント10倍対象になる22,000円の買い物をすれば22,000円のポイント還元が受けられるので年会費は実質無料にでき、それ以降の買い物は全て還元対象になります。
月に1万円の買い物を楽天市場内でポイント10倍の条件を満たすタイミングで済ませば2ヶ月弱で年会費分は元が取れます。それ以降の利用分は高い還元率でポイントが付与されるので結局はかなりお得になります。
年会費がかかると損益分岐点を見極めるのが難しく感じますが、楽天経済圏へ大きくシフトすれば結果的に多くの還元を受けられます。
筆者の場合はゴールドカードを活用し、年間10万円以上の還元を受けています。
年会費無料の通常楽天カードでも、楽天市場で常時3%の還元率なのでメリットは十分。持っておいて損はありません。
>>> 楽天カード公式サイト
【2】雑誌・マンガ・書籍は楽天ブックス&Koboで買う
普段からマンガや雑誌を買う人は多いと思います。
紙の本を買わない人でも電子書籍は買う、という方もいるのではないでしょうか。
楽天には「楽天ブックス」という書籍販売ショップと、「楽天kobo」という電子書籍のショップがあり、それぞれ1,000円以上購入すると、当月内であれば楽天市場での全ての買い物に対して付与されるポイントが0.5%ずつアップします。
例えば、楽天ブックスでマンガを2冊(合計1,000円以上)、楽天koboで小説を1冊(1,000円以上)買うとします。
その月内に10,000円の家電を楽天市場で購入すると、通常は500ptだけしか付きませんが、楽天ブックスと楽天Koboのポイントアップが適用され、600ptが付与されます。還元率は6%。
重要なのは、「購入した月内であれば、次回以降の全ての楽天市場の決済で還元率が増える、といことです。
このように、ポイントアップ条件をクリアすれば当月内の還元ポイントを更に上げられるので「本の購入は楽天を使う」を鉄則にすると、本の出費を大きく超える還元が受けられます。
また、楽天市場アプリを使用し、アプリ内で決済・注文確定させると「楽天アプリ使用分の還元+0.5pt」が適用されます。
まとめると、
- 本・電子書籍を買うときは楽天市場で買う
- 楽天市場アプリで購入・決済する
- なるべく月の前半・初旬に買う(ポイントアップ状態が長く続くため)
ということを抑えておきましょう!
【3】家電はビックカメラか楽天市場内で買う
家電を買うときはポイント還元額を最大限に増やせるチャンスです。
楽天とビックカメラは「楽天ビック」という名前で提携しているので、楽天市場内の「楽天ビック」での買い物はもちろん、街のビックカメラでも楽天ポイントを貯めることができます。
しかもその還元率は、「楽天市場での現在の還元率が適用」されるということが大きなポイント。
楽天ブックやkoboなどを利用してポイントアップ条件を満たせば、そのポイントアップ分の還元率が適用されるということです。
近くにビックカメラがない場合は、楽天市場のネットショップを使えばOK。
そもそも、楽天市場内での家電の購入は、ビックカメラ以外でもショップ独自にポイント還元もしているので、ビックカメラよりもお得に買える場合もあります。
いずれにしても大事なのは楽天経済圏でお金を使うこと。
高額な商品ほど多くの還元が受けられるので、家電を買うときには還元率の加算条件ができる限り多い状態で決済するようにしましょう!
【必須条件1】ビックカメラの店舗でポイント還元を受けるには、楽天市場にログインし、楽天ビックのショップページで「来店予約」ボタンを押すことが必須。
【必須条件2】楽天カード楽天ポイントカードの提示(クレジットカードに付帯されているものや、アプリでの提示も可)
【4】生活用品はなるべく楽天市場で買う
シャンプーや洗剤などの普段毎日使う生活用品は、スーパーやネットショップによって価格の変動も激しく一番安いものを選択するのが難しいジャンルでもあります。
これらをお得かつ、楽天ポイントを効率よく貯めるには、「いつも使っている商品の価格相場」を把握しておくのがおすすめ。
普段使っている洗剤をいつもスーパーで500円で買っている。というのを基準にし、楽天市場・アマゾンでの価格をチェック。
送料を含めて同額なのであれば楽天市場で買うのが◎
ポイント還元を加味した上で結果的にスーパーと同額になるようなら、スーパーで買ってもOK。楽天カードで決済すれば1%のポイント還元が受けられます。
楽天市場のショップの方が安い場合は、「楽天ブックス」「楽天kobo」で買おうと思っていた本はないかを再度チェック。
楽天ブックス・楽天koboで買おうと思っていた商品があるなら、先に本を購入。
携帯アプリで購入するのをお忘れなく。
ブックス&koboのポイントアップが適用されるので、本を購入後に生活用品を購入すればその分、還元率がアップします。
楽天市場で定期的に開催される「ショップ買いまわり・買い物マラソンのポイントアップ」は、注意が必要です。
このキャンペーンは、対象ショップで1,000円以上の購入を複数のショップで使った分だけポイント付与率が高くなる不定期のキャンペーンです。
実際、多くのショップを使うと40%以上の還元を受けられる超ビック還元ですが、1ショップあたり1,000円以上の決済が対象なことや、ショップごとに異なる送料の問題、買う予定ではなかったものを買ってしまったりと、損益分岐点が非常に複雑になるためです。
高額な家電を購入する前に、ポイントアップ率を高くしたい!と考えて多くの店を利用するのも良いですが、結局は出費が増えてしまう可能性があるので、このキャンペーンに熱を上げすぎるのはおすすめしません。
【5】利用可能エリアの人は楽天西友ネットスーパーで食品を買う
食費を抑えるための最後の鉄則は「安くて良質な商品を買う」ということが最も重要。
楽天西友ネットスーパーを利用できるエリアに住んでいる人は、一度使ってみると驚きの安さと便利さを体感できます。
もちろん、100円の利用に付き1ptの楽天ポイントは貯まります。
楽天西友ネットスーパーを利用する最大メリットは、西友のプライベートブランド「みなさまのお墨付きシリーズ」の安さです。
豆腐・納豆・牛乳・卵・ヨーグルト・調味料・レトルト食品・冷凍食品・冷凍野菜やプロテインなどなど、定番の食品はもちろん、トイレットペーパーやティッシュ、ハンドタオル・フローリングワイパー・掃除用品、ポリ袋など生活雑貨がほぼ全てが、大手メーカーの商品をくらべて2割から3割安い値段で買えます。
品質は大手メーカーの商品に引けを取らず、「どうしてもこのメーカーじゃなきゃダメ!」というこだわりがない人は、このプライベートブランドに切り替えるだけで食費2割削減を簡単に実現できます。
- 利用可能エリアに住んでいるなら楽天西友ネットスーパーを活用する
- 楽天西友ネットスーパーのエリア外の場合は、プライベートブランドが安いスーパーを利用して、楽天市場で加工食品などを中心にポイントを使う
まとめ
楽天カードを最大限に活かす方法は楽天を使い慣れていない人は少し難しく感じるかもしれませんが、下記の鉄則を守っておけば無理なく楽天カードで高還元を受けられます。
その手順・コツをまとめると
- 楽天カードを作る(なるべく楽天ゴールドカードにする) Pt +2%
- 楽天銀行の口座を開設し、楽天カードの引き落とし口座に設定する Pt +1%
- 楽天市場に登録する Pt +1%
- 楽天市場アプリをスマホにインストールする
- 欲しい商品は、すぐに必要なものじゃない限り「お気に入り」に入れて高還元タイミングを待つ
- お気に入りに入れた商品を決済するのは5・0が付く日を狙う(ポイント+2%)※エントリー必要・獲得上限月間3,000ポイント
- 本・電子書籍を購入する際は楽天市場アプリから決済する(以後決済月内の決済は全てポイント+0.5%)
- 家具・家電はAmazonでの価格と比較しつつ、楽天市場で「お気に入り」に登録しておく
- 欲しい家電が楽天市場・楽天ビックでの価格が安い場合は、ポイントアップ適用条件をクリアしているか再度確認後に決済する
【関連ページ】楽天銀行公式サイト
- 電気を楽天でんきに切り替える(ポイント+1%)
- ネット回線を楽天ひかりに変える(ポイント+1%)
- 携帯を楽天モバイルにキャリア変更する(ポイント+1%)
- 美容室の予約は楽天ビューティーにする(ポイント+1%)
- Jリーグ・野球・スペインリーグサッカーのシーズン中は試合結果をチェックする
- ※楽天イーグルス・ヴィッセル神戸が試合に勝った日に決済する(ポイント+1%)
また、通常のクレジットカードと同様に、毎月の公共料金の支払いや携帯電話の支払いを楽天カードで精算すれば、その分のポイントが付与されます。
還元率が高いカードなので、現在のカードと還元率を比較して切り替えるのもおすすめです。
現在の食費もちゃんと把握しておく
食費の節約の第一歩は、まず普段の食費をちゃんと把握することが大事。
毎月の食費はいくらかかっているのかを把握すると、食費節約を成功させた実感を数値化できます。
家計簿をつけたり、毎日レシートを管理して計算するのはちょっと…という人は、マネーツリーやマネーフォワードなどの経理計算アプリをスマホに入れておくのがおすすめ。
クレジットカードや電子マネーでの決済を全て一元管理してくれるので、食費・光熱費・通信費などを科目ごとに分けて把握できます。
レシート管理するのが苦手な人は、これらのアプリを連携しておけば簡単に食費管理ができます。経費管理アプリ単体で決済することなどはできない仕組みなので、安全性も◎
家計簿アプリとして安心して利用できます。マネーツリーは利用料も無料。
筆者はもう5年ほど利用していますが、無料版だけで全ての経費・食費・生活費を管理できています。使わなければ損なレベルなので是非お試しあれ。
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