長年、docomoの携帯を利用していた家族が、2021年夏頃にdocomoの格安料金プラン「ahamo」へ切り替えてからもうすぐ半年。
「結果的に携帯電話料金は安くなったの?」と訪ねたところ、
と、1ヶ月で約5,800円の節約を実現したことを教えてくれました。
今まで払っていた携帯電話料金を単純計算すると、
約8,800円 × 12ヶ月 = 105,600円(税込)
だったものが、
2,980円 × 12ヶ月 = 35,760円(税込)
なので、その1年間で節約できる金額は、なんと69,840円!
携帯プランを変えるだけなのに、年一回は旅行ができそうな金額です。
夫婦二人で同じように携帯プランを見直せば、更に倍の年間14万円。
年間約14万円も節約できるなら、ちょっと遠くへ旅行できたり、住宅ローンを繰り上げ返済したり、家電を買い換えることもできてしまいます。
だったらもっと早く切り替えておけば、その期間分のお金が浮いたよね。
- 携帯各社の低料金プラン切り替えるだけで生活コストを大幅に軽減できる
- 切り替え手順を解説。ahamoへの切り替えは実はかなり簡単。
- ahamoへの切り替えで得られるメリット&デメリット
【ahamo公式サイト】
https://ahamo.com/
ahamoに切り替える前のdocomo使用料金
ahamoに切り替える前の「docomo従来のプラン」使用時の料金内訳をヒアリングしたところ、以前は下記のような状況でした。
毎月多少の誤差はあったようですが、1ヶ月約8,800円。
ahamoに切り替え後は、こんな内容になりました。
切り替えの際に、不要かも?と思った、
・安心セキュリティ利用料
・携帯保証サービス
は、解約。
携帯保証サービスを解約したのは、何年も契約しているけれど携帯を壊したり紛失しなかったので、結局一度も使わなかったからとのこと。
ahamoに切り替えて得られたメリット
- 毎月の携帯電話料金が圧倒的に安くなった。
- 必要なかったオプションを見直せた。
- Dカードで支払えばメリットがたくさん。
- docomo時代に使っていた端末がそのまま使えた。
大きく分けて、この4つです。
【メリット1】携帯電話料金が半額以下になった。
ahamoに変更して最も大きかったメリットは、なんといっても料金の安さ。
毎月約6,000円も節約できるのはあまりにも大きいです。
docomoからahamoに切り替えるのが何となく面倒だな…と感じて切り替えを躊躇しているなら、切り替えを本気で検討した方がいいと思います。
この記事の後半で解説する「docomoからahamoに切り替える方法・手順」をご参考に!
【メリット2】無駄なオプションサービスを排除できた。
もう一つのメリットは、今まで利用していないのに付帯していたオプションサービスです。
docomoに限らず、携帯電話のオプションサービスは種類も多く、「これって必ず入っておかなきゃいけないんでしょ?」と思っていたオプションが、実は解約できる&無駄だった…。なんてこともあります。
ahamoなら、データ通信・通話というシンプルな目的にだけフューチャーできるので、わかりにくいオプションをつける必要はありません。
無駄に払っていたオプションや、わかりにくいサービスを一掃できることもahamoに切り替えたことで得られる大きなメリットです。
【メリット3】Dカードで精算すれば、毎月無料でデータ量追加。
また、ahamoを契約している当人は、DカードGOLDというdocomoのクレジットカードを契約しており、携帯料金の引き落としもDカードGOLDから引き落としをしています。
dカードGOLD × ahamo携帯 という組み合わせで利用すると、「dカードボーナスパケット特典」という特典が毎月付与されます。
・dカードGOLDを発行、登録情報をahamo回線の番号に設定
・ahamoの支払いをdカードゴールドに設定
というふうに利用すれば、
ahamoの基本データ通信量に加え、毎月5GBのデータ容量が付与される。
というものです。
ahamoの基本データ通信量は20ギガバイトなので、外出先で毎日動画などを見ない限りは、データ容量を追加購入することはありません。
ですが、基本20GBに加え、毎月5GB追加されれば合計25GB。
25GBあれば、旅に出かけているときや、テザリングを使用して普段とは違う場所でリモートワークするときにも重宝します。
ahamoは、追加契約不要でテザリング利用できます。
dカードGOLDの年会費は初年度11,000円(税込)・2年目以降:11,000円(税込)
年会費を払う分、損しちゃうのでは?と思えますが、毎月5ギガのデータを付与して貰えるので満足しているとのこと。
5GB購入すると2,750円。
もし、毎月5GB購入する場合は、基本料金に加え2,750円(年間計算で33,000円)増えるので、dカードGOLDの年会費を払った方がお得ということになります。
また、年会費無料の通常の「dカード」の場合は、毎月1ギガの通信データ容量が付与されます。
5ギガも使わない、という人はdカードで携帯料金を引き落としするのが一番おすすめ。
とにかく、ahamoに切り替えたら「dカード」で支払いするのが最もお得!ということです。
ちなみにdカードGOLDは、国内の空港とハワイの一部の空港のラウンジを無料で利用できることもメリットです。
【メリット4】今使っている端末をそのまま使える。
以前は他社のキャリアに乗り換えたりするとSIMを変更するために新しい端末を買わなければならなかったりもしましたが、現在はその心配もなし。
更にいうと、iPhoneなどの場合はSIMカードを入れ替える必要もなくahamoに切り替えられます。
「新しい端末を買わなきゃいけないのでは?」という心配はいらないので、迷わず切り替えてしまった方がいいと思います。
もちろん、ahamoへの切り替えと同時に機種変更も可能です。
ahamoでの機種変更は、型落ちの機種(iPhone11など)がメインになりますが家電量販店よりも安く購入できるので希望機種の取り扱いがあるならahamoで端末を買い替えてもいいと思います。
ahamoに切り替えて感じたデメリット
次に、ahamoに切り替えたことによって感じた「デメリット」についてもまとめます。
【デメリット1】「ドコモ光割引」が適用されなくなった
docomoユーザーが「ドコモ光」を自宅のネット回線に利用していると、ドコモ光セット割引として、携帯電話料金から毎月1,100円が割引されます。
しかし、ahamoに切り替えたことで「ドコモ光割引」が消滅。
ただ、ネット回線費用はドコモ光のマンションタイプで、月々4,400円(税込)の支払い額に変化は無し。携帯代金の割引額だけが適用されなくなったということです。
ちなみに、この「ドコモ光」の割引は、家のネット回線をドコモ光にしていれば、家族全員分毎月1,100円割引になるというもの。
ただし、「ギガホ」「ギガライト」のプランを利用している場合に限ります。
例えば、家族5人のうち3人がdocomoユーザーで「ギガホ」「ギガライト」を使っている場合は、3人分×毎月1,100円=家族の総額では3,300円が割引される形です。
「ドコモ光割りがなくなるのは痛い…」と思いがちですが、ドコモユーザーの家族が何人いても、そもそもahamoの料金プランに切り替えればそれ以上の節約ができるのでメリットの方が多いです。
「ドコモ光割り」が適用されなくなることが大きなデメリットには感じません。
【デメリット2】Apple Watchで使っていた「ワンナンバーサービス」が使えなくなった
当人の携帯端末はiPhoneで、それに連動させたApple Watchを所持しています。
Apple Watch Series 3(GPS + Cellularモデル)以降のアップルウォッチなら、docomoの「ワンナンバーサービスオプション(月々550円)」を契約していればスマホを持っていないときでもアップルウォッチだけで通話できたり、SUICAでの決済、ショートメールの送受信も可能。
外へランニング&トレーニングにでかけたり、ふらっとコンビニに買い物するときでもアップルウォッチがあれば、スマホを持っている状態と変わらない利便性を得られます。
ahamoにはワンナンバーサービス(ナンバーシェア)のオプションがないので、セルラー機能を搭載していないGPSモデルのApple Watchと同じ機能性しか発揮できなくなります。
ちなみにauの格安プラン「povo」でも、ソフトバンク系の格安プラン「LINMO」でもApple Watch単体で使用できるようになる「ナンバーシェア」のオプションはありません。
楽天モバイルでは、Apple WatchのセルラーモデルもGPSモデルも販売しておらず、そもそもナンバーシェアさせることもできません。
なのでナンバーシェア(ワンナンバーサービス)を利用してApple Watchだけで行動したいときが多い人には、格安プランは不便に感じると思います。
ですが我が家の当人は、
アスリートの人や、毎日ランニングに出かける人出ない限り、大きな不便は感じないようです。
【デメリット3】docomoのキャリアメールが使えなくなる。
ahamoに切り替えると、他社のキャリアに乗り換えるのと同様に「@docomo.ne.jp」で終わるドコモのキャリアメールアドレスは使えなくなります。
長年ドコモを使っている人はキャリアメールのアドレスを大事にしている人が多い印象なので抵抗あるかもしれません。
ですが携帯キャリアのドメインアドレスにこだわる必要は一切なし。昔からの慣習でキャリアメールアドレスにこだわっているだけじゃないかなと思います。
今は、YAHOOメールや、googleのGMAIL(ジーメール)やoutlookのメールアドレスなど、フリーで使えるアドレスをメインに使う方が主流です。
特に、Gmailは迷惑メールフィルターの機能も強力ですし、容量も大きいので10年以上利用しているユーザーでも使用容量がいっぱいになってしまったということはあまり聞きません。
もし、古い友人と連絡を取り合いたいなら今すぐに連絡して変更後のアドレスを伝えるか、今はSNSがあるからきっと繋がれるよね。
ちなみに、ahamo独自のキャリアメールはありません。
YAHOOメールやGmailのメールアカウントを作って利用するのがおすすめです。
【デメリット4】ahamoに変えても「dポイントクラブのステージ優遇」はそのまま。しかし、「ずっとドコモ特典」は引き継がれない
docomoユーザーに付与されている会員ステージ特典「dポイントクラブのステージ優遇」は引き継がれるので、ahamoに変えても契約年数はそのまま継続されます。
逆に、誕生月にdポイントが付与される「ずっとドコモ特典」は引き継がれません。
会員ステージによって付与率が変わりますが、もらえるポイントは最大でも3,000pt。
最高ステージになるには、契約年数だけでなく過去6ヶ月間での利用料金が高額な場合だけです。一般的なユーザーだとほぼ対象にならないレベルだと思うんです。
なので、「ずっとドコモ特典」が付与されなくなったとしても、毎月の料金が3,000円以上安くなるahamoにした方がずっとお得なのは間違いないと思います。
docomoからahamoに切り替える方法・手順
ドコモユーザーがahamoに切り替える手順を解説します。
- ahamoの公式サイトに移動
- 画面の「今すぐ申し込み」をタップ。
- 「契約携帯の選択」から該当するものを選ぶ
- docomoを契約中の場合は、ページの下部にある【料金プラン変更のみ】か【料金プラン変更 + 機種変更】のいずれかを選択する
- docomoを利用時からの「dアカウント」でログイン。表示内容に従って必要事項を入力する。
- ahamoの料金プランに切り替え手続きに必要な情報を選ぶと契約が完了
※「SIMの種類を選択」で「SIMカードで契約する」を選択した場合は新しいSIMが郵送され、到着後にSIMを入れ替えることで開通します。「eSim」を希望した場合はすぐに変更手続きを開始できます。
たったこれだけです。
今まで躊躇していたのは何だったの?と思うかもしれません。。
注意点:ahamoへの切り替えは20歳以上限定
ahamoを契約できるのは成人の個人利用の場合だけです。
19歳以下の名義では契約できないので、現在ドコモユーザーでahamoへ切り替えたい人は残念ながらできません。
povoも同様で20歳以上しか契約できません。
一方、LINEMO(ラインモ)と楽天モバイルは、18歳以上で個人の身分を証明できる書類があれば契約可能です。
ahamoに切り替えた方がいい人はこんな方
- 毎月利用する通信量が20GB以下(dカードを利用している場合は25GB以下)
- キャリアメールアドレスが使えなくなっても問題ない。別アドレスがある(または別アドレスを作る予定)
- 割引がなくなる・ワンナンバーオプションが使えなくなるなどの変更点に支障がない
という人は、ahamoに切り替えた方がお得です。
ドコモのままでは毎月余計に携帯電話料金を払っている可能性があります。
もし、「長電話が多いんだよね…」という場合は、プラス1,100円のかけ放題オプションを利用すればOK。
これでも約4,000円。ドコモ時代と比べれば大幅に安くなる人も多いと思います。
電話が使えなくなる時間があるんじゃないかな?とか色々心配してた。余計な心配だったけどね。
・切り替え方法が難しそう。よくわからない。
・余計に高くなったりしないか不安
・ネットでしか申し込めないから不安
・本当にお得なのか確信がなかった
とか、色々考えて躊躇してたよ。
けど、心配していた時間が無駄だったくらいスムーズに切り替えられたし、お得だったから良かった。
- 現在ドコモで使っている携帯端末をそのまま使うなら機種によっては即日で切替可能
- 機種変更も同時に行うなら、申込後に届いた端末にSIMカードを入れて認証すればすぐに利用できる
- ドコモからahamoに切り替えるなら、切替時に携帯が使えなくなる時間はほぼない
- 他社からMNPでahamoに契約する場合、申し込み後に届いたSIMでの利用開始手続きを昼間の時間帯に行えば携帯電話が使えなくなる時間を最小限にできる(MNPの受付時間は午前9時から午後8時のため)
auやSoftbankなどの他社からahamoに変更するには?
auやソフトバンクからahamoに切り替えるときも、オンライン上での契約のみ。
「窓口じゃないと変更の仕方がわからないから不安…」という人も多いと思いますが、実にシンプルです。
ahamoのページで、案内されるステップに沿って入力すれば簡単に手続きができます。
ちなみに、他社からMNP(番号そのままでキャリアを乗り換えること)をすると10,000pt分のdポイントが貰えるので、キャッシュバックを受けられるときに変えたいと思っていた人にもおすすめです。
>> ahamoへのMNPでdポイント10,000pt分を貰えるキャンペーンページ
まとめ
ドコモユーザーだった家族は、ahamoに切り替えたことで月々の携帯電話料金を約3,000円に抑えられるようになりました。
年間の携帯料金は35,000円ほどです。
以前は年間10万円も払っていた家族の携帯電話料金を約7万円も節約できる計算です。
これを夫婦二人分に単純計算すると、1年間で節約できる金額は12~14万円。
2年間なら26~28万円の節約。10年間なら120~140万円も節約できると単純計算できます。
はやく切り替えれば切り替えるほど節約できる総額が変わるということなので、躊躇しているのはやっぱりもったいないなと思いました。
「携帯電話料金ってなんでこんなに高いの…?」と思っていたので、ここまで出費が抑えられるようになったのは本当に大助かり。
近場なら1泊2日の旅行ができそうですし、住宅ローンの返済に充てたり憧れの家電に買え替えられるかも?などなど、夢は広がりました。
私は私で、ahamoユーザーとなった家族の話を聞いてからpovoに変更しました。(私はauユーザー)
着々と節約ができていて嬉しいです。
ドコモユーザーの方で、携帯電話料金を安くしたいと思っているなら、新年を機に乗り換えてしまった方がいいと思います。
ahamoへの切り替え・MNPもこちらから
【ahamo公式サイト】
>> https://ahamo.com/